プロジェクションマッピングが彩る東京のエキサイティングな夜

東京で幻想的なプロジェクションアートを体験
夜の東京に出かける楽しみがまた1つ増えた。「TOKYO Night & Light」である。新宿駅から歩いてすぐの東京都庁第一本庁舎というそびえ立つ大迫力の背景を用いて、定期的にプロジェクションマッピングのショーが開催されている。
巨大なビルをキャンバスに、光と音の芸術が一定時間ごとに上映される。このプロジェクトは、「最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示(常設)」としてギネス世界記録™に認定されており、高さ126メートル、幅110メートル、投影面積は13,904平方メートルという圧巻の規模を誇る。
国際大会で高い評価を受けた国内外のクリエイターによる優れた映像が、40台のプロジェクターを用いて精密かつ世界トップレベルの輝度で映し出される。
定期上映では、パックマンや、1ヶ月かけて毎日変化する月の満ち欠けなど、さまざまなテーマの多彩な作品が見られる。
注目の作品としては、まず『ゴジラ都庁襲撃』がある。あの日本で一番有名な怪獣が高さ100メートルというスケールで登場する。『Ukiyo』は、江戸時代から現代にかけて時代とともに移り変わる日本の様々な文化、生活を表現した作品である。『Golden Fortune』の神秘的な色彩と登場する生き物たちは、子どもらを魅了するに違いない。東京を万華鏡のごとく表現した『POETIC STRUCTURES』は、現代アート好きにはたまらないだろう。

2024年11月下旬には『TOKYO GODZILLAs』が公開され、70周年の節目を迎えるスクリーンの人気者が再び登場した。続いて、音楽ユニットYOASOBIのヒット曲で、人気アニメシリーズの主題歌にもなった「アイドル」を使用した作品が公開された。さらには、伝統的な和楽器と革新的なクラブミュージックを融合した作品が人々を魅了した。
30分間隔で映し出されるカラフルな映像は無料で鑑賞できる。

夜間にアートを楽しむなら光の祭典「TOKYO LIGHTS」もある。2021年以降毎年開催しており、前回は国立競技場に近い聖徳記念絵画館で、美しいレトロな建物の壁面に幻想的な風景を投影するスペシャルイベントが行われた。
東京には多くの歴史的建造物や有名な観光スポットがあり、都はこれらにプロジェクションマッピングアートという日本の技術を組み合わせることで、既存のリソースに付加価値を与える取組を推進している。訪れる人たちがわくわくするような新しい魅力を創出することで、東京の夜はこれまで以上に活力に満ち、彩り豊かなものになるだろう。
