食と遊びと仕事がボーダレスに楽しめるコミュニティスペース
広尾駅から徒歩1分の好立地に立つ複合施設
働き方改革の推進や新型コロナウイルスの感染拡大により、ワークスタイルの多様化が進み、会社以外の場所で業務を行う「テレワーク」が普及し始めている。ライフスタイルに合わせて働く場所を自由に選べるようになり、会社や自宅以外の働く場としてシェアオフィスやコワーキングスペースに注目が集まっている。
2020年、東京・広尾に誕生した「EAT PLAY WORKS」は、「食べる・遊ぶ・仕事する」が融合した施設。1~2階がレストランフロア、3~4階がメンバーとそのゲストのみが利用できるメンバーズラウンジ、5~6階がプライベートオフィスとなっている。
会員制が実現した気品の高いコミュニティ
「EAT PLAY WORKS」の総合プロデュース及び、3~6階のオフィスフロアの運営を行っているのはSALT FACTORY株式会社(東京都)だ。同社PR担当の野村紗英子氏は「代表取締役の井上(盛夫)が、ロンドンのプライベートメンバーズクラブ『SOHO House』が手掛ける『SOHO Farmhouse』で、レストランを立ち上げたことをきっかけに、日本にも新たなカルチャーが生まれるような施設を作りたいと思ったんです」と、「EAT PLAY WORKS」誕生のきっかけを語る。
「EAT PLAY WORKSのメンバーには、一般企業に勤めるビジネスパーソン、フリーランスの方や起業されている方などもいます。また、外国人が多く居住する広尾という土地柄、海外国籍の方や帰国子女、海外勤務経験があるメンバーもいるため、メンバーズラウンジでは日常的に英語が飛び交っています」と野村氏。
さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが安全で快適に過ごせるよう、サービスも充実している。3~6階は24時間利用可能で、空調・照明・Wi-Fi環境など、仕事をする上で必要な設備が整っている。スタッフも平日10~20時まで常駐。レストランフロアの食事をメンバーズラウンジで楽しめたり、施設内のイベントに無料で参加したりできる。時にはスタッフが間に入り、ビジネスマッチングをすることもあるという。
「EAT PLAY WORKS」が、メンバーと同様に大事にしているのが地元住民だ。レストランフロアは一般利用もでき、地元の人々の憩いの場になっている。また、4階のラウンジでは、メンバー以外も参加可能なイベントを実施(有料)。ヨガや瞑想といったプログラムを体験できる。
自分らしいワークライフスタイルが叶う
「メンバーからイベントなどのアイデアをいただいたり、時にはお仕事をご一緒したりすることもあります。メンバーをどんどん巻き込んで有機的なコミュニティになるよう、盛り上げていきたいと考えています。また、ウェルネスを基軸に多様なジャンルのイベントを企画中です」と野村氏は言う。
ウェルネスは今後の注目が期待される分野。心身ともにより健やかに生きることにつながるため、ビジネスパーソンからの関心は高い。実際に、2022年3月に行った男性向けのウェルネスイベントには、約150人も集まったという。
食・遊び・仕事が融合した「EAT PLAY WORKS」は、仕事の前後にヨガや瞑想をしたり、名店の味を堪能しながら仕事したりと、自分らしいワークライフスタイルを見つけやすい場といえる。さまざまな人と交流できる機会も多く、コミュニケーションが生まれる場所としても期待されている。
現在このようなフレキシブルオフィスが増えており、「フレキシブルオフィス市場調査2022」(株式会社ザイマックス不動産総合研究所)によると、東京23区内のフレキシブルオフィスは1,080件あり、うち268件が2021年の開設。リモートワークも含めて多様な働き方が広がる都内では、今後もますますフレキシブルオフィスが増えていくだろう。
写真/EAT PLAY WORKS