都心にウォーターアクティビティが体験できるスポーツ施設が登場!

ラフティングが都心で楽しめる唯一の施設
カヌー・スラロームセンターは、国内初の人工カヌースラロームコースがある施設として誕生。全長200メートル、高低差4.5メートルの競技コースではカヌーやラフトボートに乗って激流を下るラフティングが体験できるほか、流れが緩やかなウォーミングアップコースやフィニッシュプールでもカヌーや大きなバルーンに入って水上を歩くウォーターバルーンなどが楽しめる。
なかでも昨夏、一番人気を集めたのは、ラフトボートで急流を下るラフティングだ。「おもに家族連れの方に好評でした」とカヌー・スラロームセンターの吉田拓氏。カヌーのレンタルも可能で、漕ぎ方から指導する初心者向けのカヌー体験教室も今後、開催する予定だという。

水と親しむ非日常体験を気軽に安全に!
カヌー・スラロームセンターの魅力は、コース内の水質が管理されているから安心して利用できること。さらに不測の事態に備えてレスキュアーを配置し、更衣室も完備。葛西臨海公園駅からも徒歩約12分とあって、都心の日帰りアクティビティとして気軽に利用できる。吉田氏は、「天気のいい日には東京タワーや富士山が見えることもあります」と話す。

ここはカヌー・スラローム競技のトレーニング拠点となっており、平日には多くのアスリートが技を磨く。2023年10月にはアジア選手権の開催が決定。迫力のある競技を間近で観戦することができるとあって楽しみにするファンも多い。
大人の部活として人気のドラゴンボートとは?
東京湾上に幅200メートル、全長2000メートルの海上コースを持つ海の森水上競技場も一般利用客に向けた多彩なアクティビティを提供する施設だ。ここでは、ボートやカヌーをレンタルできるほか、自身が所有するボートやカヌーでコースを利用することも可能。ボードの上に立ちパドルを漕いで水面を進むSUPや、10人以上の漕ぎ手が舵取り役の太鼓の音に合わせてパドルを漕いで速さを競うドラゴンボートなどを楽しむ人も多い。水門によって海と仕切られたコースは波が穏やかで、初心者も安心して利用できる環境だ。

海の森水上競技場の担当者が「人気の高まりを感じています」と話すのはドラゴンボートだ。まだ広く知られていないウォーターアクティビティだが、「年齢や性別に関係なく楽しめるスポーツで、学生時代の部活のようにハマる人がたくさんいるんです。ここに来られない日は筋トレに励む人もいます。太鼓の音に合わせて夢中でパドルを漕ぐうちに仲間との一体感が生まれるのも魅力ではないでしょうか」
自分たちでチームをつくる人たちも増えているようだが、海の森水上競技場で開催される体験会は個人参加が可能だ。

広い敷地を生かしたノルディックウォーキング教室やシーサイドヨガ教室は、海を眺めながら身体を動かすことでリフレッシュできると参加者から好評だ。

ほかに東京2020大会の競技会場となった夢の島公園アーチェリー場や大井ホッケー競技場でも一般利用者に向けた教室やイベントを開催している。有明アリーナでは、国内外のアーティストのコンサートを実施。2023年4月頃には東京アクアティクスセンターも再開業予定だ。各種イベントの開催日や利用方法、料金などは、ぜひ公式サイトをチェックしてほしい。
海の森水上競技場 https://www.uminomori.tokyo
夢の島公園アーチェリー場 https://www.yumenoshima.jp/archery
大井ホッケー競技場 https://seaside-park.jp/park_ooisports/hockey
有明アリーナ https://ariake-arena.tokyo
東京アクアティクスセンター https://www.tef.or.jp/tac